こんにちは!軟式野球LABです。息子が小4から小6まで所属していたチームでコーチをやっていたお父さんです。

キャッチボールで普通に投げ合っているだけなら問題ないのに、いざ実戦のゴロになるとグラブで弾く、ハーフバウンドで突っ込む、捕った後にもたつく——。
これは「ハンドリング」と呼ばれる、グラブでボールを扱う総合的な技術が育っていないサインです。
正直、ここを地味に積み上げた子と、そうじゃない子では、5年生〜6年生で守備の差が一気に広がります。

うちの息子も、4年生の終わりにハンドリングの弱さを指摘されて、そこから半年かけて自宅で地味なドリルを積み重ねました。今日はその時にやって本当に効いた5つのドリルを、コーチ経験のある父親目線でまとめます。

親の疑問

親の疑問
息子のハンドリングが下手で、自宅でやれることを知りたいです…
軟式野球LAB

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うちもまったく同じでした。ハンドリングは「派手な練習」より「地味なドリル」の積み重ねでしか伸びません。

この記事では、ハンドリングが下手な息子のために、うちが半年かけて自宅で続けた地味な5つのドリルを、コーチ経験のある父親目線でお伝えします。

ハンドリングが下手な子の3つの共通点

1. グラブを「上から下」に出している

ハンドリングが下手な子の8割は、グラブを上から下に動かしてしまっています。

ゴロが転がってきた時、グラブを「上から下」に出すと、バウンドの変化に対応できません。
正しくは地面ギリギリにグラブを置いて、そこから「下から上」にすくい上げる動き。
これだけで、グラブで弾く回数がガクッと減ります。

2. 捕った後、ボールを「見ながら」持ち替えている

持ち替えがもたつく子の特徴として、捕った後に一度ボールに目を落として、ゆっくり持ち替えています。
本来は、捕る瞬間に視線は次の送球先(ファースト)に移っていて、持ち替えは「無意識」でできているのが理想。
Full-Countでも「量をこなして無意識化する」が推奨されています。

3. グラブの「ポケット」を理解していない

グラブには「捕る位置(ポケット)」というベストな場所があります。
親指の付け根からウェブにかけてのスポットが本来のポケットですが、ここで捕れていない子はボールが安定しない。
グラブの真ん中で捕ろうとすると弾きやすく、これがハンドリングの不安定さの原因になります。

自宅でできる地味なドリル5つ

ドリル1:ボディサークル(5分×毎日)

ボールを体の前後で持ち替える、地味だけど一番効くドリルです。

ボールをベルトの高さで持ち、右手→左手→背中の後ろ→もう一度右手、というサイクルで回し続けます。顔の高さ・膝の高さでも同じ動きを反復。
3週間続けると、両手の協調性が一気に上がります。テレビを見ながらでもできるのが利点。

ドリル2:コップでゴロ捕球

紙コップやプラコップでゴロを捕る練習。
グラブより受け口が小さいので、正確な位置で取らないと入らない。これで「グラブのポケット」の感覚が磨かれます。
親が3〜5メートル離れてゴムボールを転がし、子どもがコップで捕る。リビングでも廊下でもできます。

ドリル3:膝立ちハンドリング(3分×週3回)

子どもが膝立ちの状態で、親が正面からショートバウンドのボールを投げる。
下半身が固定されているので、上半身の動き(グラブの出し方・目線)に集中できます。
グラブを「下から上」にすくう動きが体に染み込みます。

ドリル4:素手でゴロを捕る(5分×週3回)

あえてグラブを外して、素手でゴロを捕る練習。
グラブだと「捕った気になる」場面でも、素手だと正確な位置で取らないと弾いてしまう。これでハンドリングの感覚が一気に磨かれます。
ゴムボールやウレタンボールを使うので、痛くはありません。

ドリル5:壁当てラリー(10分×毎日)

家の前のコンクリート壁にゴムボールを低めに投げて、跳ね返ってきたゴロを捕り、また投げる。
親が打球を出す必要がないので、子どもが自分のペースで反復できます。
1日200球を1週間続けると、捕球から送球までの一連の流れがスムーズになります。

5つのドリル|頻度と効果のまとめ

ドリル 頻度 主な効果
1. ボディサークル 5分×毎日 両手の協調性
2. コップでゴロ捕球 10分×週3回 ポケットの感覚
3. 膝立ちハンドリング 3分×週3回 グラブを下から出す動き
4. 素手でゴロ 5分×週3回 正確な捕球位置
5. 壁当てラリー 10分×毎日 捕球→送球の流れ

ドリルを続けるコツ|親が一番気をつけたいこと

「楽しい」を最優先にする

地味なドリルは、子どもにとって退屈です。
うちは「今日は何回コップで捕れるか勝負しよう」「壁当て200球チャレンジ」みたいに、ゲーム化して取り組みました。
回数や時間を「親が決める」より「子どもが目標を立てる」方が、続きます。

「フォーム指摘」を1日1個までにする

これが一番大事。
親がついつい「グラブが上から出てる」「腰が高い」「目線が切れてる」と複数指摘してしまうと、子どもは混乱します。
1回の練習で指摘するのは1個まで。これを徹底すると、子どもの集中力が保てます。

「成果」より「継続」を褒める

「今日200球できたね」「3週間続いたね」と、結果ではなく続けたこと自体を褒めます。
ハンドリングは2〜3週間では目に見える変化が出にくいので、ここで折れさせない工夫が大事です。

体系的に守備を学ぶなら|うちが手に取った教材

YouTubeを断片的に見ても、頭の中で繋がらない

ここまで紹介したドリル、YouTubeを単発で見ても断片的になりがちで、「結局どの順番で教えればいいのか」が掴みにくいんですよね。
うちも一時期、ハンドリング系の動画を10本くらい息子と見て、逆に混乱したことがありました。

うちが手に取ったのは、元プロコーチの教材

その時に手に取ったのが、元西武・楽天で内野守備コーチを務めた清家政和さん監修の「内野守備・上達革命」でした。
「打率10割は無理だけど、守備は10割可能」というシンプルなコンセプトで、捕球姿勢・グラブの使い方・送球コントロール・ポジショニングまで、順序立てて整理されています。
ハンドリングの章では、地味なドリルを「なぜやるのか」「どの順番で進めるか」が言語化されていて、息子も納得して取り組めました。

⚾ 内野守備・上達革命

元西武・楽天 内野守備コーチ/清家政和 監修

「打率10割は無理だけど、守備は10割可能」
DVD or オンライン版/月々2,475円×12回の分割対応。

公式サイトで詳細を見る →

もっと手頃に始めたいなら、こちらも

「いきなり3万円は重い…」という方には、強豪クラブチームの監督さんが書いた「キッズベースボールドリームナビ」もあります。180ページのテキスト+画像解説で5,000円前後。
親が指導の入り口を整理するための教材として、書籍1冊くらいの感覚です。

📕 キッズベースボールドリームナビ(指導者向け)

現役少年野球監督・正しい指導法と練習メニュー

テキスト180ページ+画像解説62ページ・5,000円前後。
練習メニューを体系化、入り口を整えたい方向け。

教材の詳細を見る →

こういう親子には、たぶん刺さる

  • 地味なドリルの「順番」と「意味」を整理して取り組みたい
  • YouTubeを見ても断片的で、体系的に学びたい
  • 親が野球未経験で、教える基準が分からない
  • レギュラー定着・上のチームへの移籍を見据えている

こういう親子には、たぶん不要

  • 子どもがまだ低学年で、いまは「楽しさ」優先の段階
  • すでにチームに元選手の指導者がいて十分指導が受けられる
  • 無料コンテンツで段階的に学べていると感じる

教材以外の選択肢

  • 地元の野球教室・守備クリニックに親子で参加してみる
  • プロ監修系のYouTubeチャンネルを「再生リスト順」で通しで観る
  • 図書館で守備指導書を3冊くらい借りて視点を増やす

3ヶ月続けても変化が見えない時は、フォームを見直す

5つのドリルを3ヶ月続けても改善しない場合は、もしかすると「捕球姿勢自体」がズレている可能性があります。
チームのコーチか、外部の野球教室で一度フォームをチェックしてもらうと、見えていなかった原因が分かることがあります。
独学で長く回しすぎると、間違ったフォームが固まってしまうので、定期的な「外部の目」も大事です。

関連記事|ゴロ捕れない・ショート守りたい

最後に|地味なドリルを続けた子だけが、内野で勝負できる

ハンドリングは「華やかな練習」より「地味なドリルの積み重ね」でしか育ちません。
ボディサークル、コップ、膝立ち、素手、壁当て——どれも見た目は地味で、3週間では変化が見えにくい。
ただ、3ヶ月、半年と続けた子だけが、5年生・6年生で守備の主軸になれます。

うちの息子も、半年の自宅ドリルでハンドリングが見違えるほど安定し、最終的にショートでレギュラー定着まで届きました。
お子さんの「地味な努力」を、ぜひ親が一番の応援団として褒め続けてあげてください。

※当サイトの個人的見解です。練習方法はお子さまの年齢・体格・チーム方針によって異なります。長期的に変化が見られない場合は、地元の野球教室や専門コーチへの相談も選択肢に入れてください。