少年野球で控え(補欠)の息子|試合に出られない子に親がやってあげたい3つのこと【2026年最新】
こんにちは!軟式野球LABです。息子が小4から小6まで所属していたチームでコーチをやっていたお父さんです。
公式戦の応援。
息子はベンチで道具の運搬と得点付けと、たまに塁審の手伝い。
試合は毎回ベンチから観るだけで、出番は1イニングだけ守備固めで入る——出ても出なくても変わらない、と本人は感じている空気が伝わってきます。
応援席で他の親に「お疲れさま」と言われるたびに、複雑な気持ちになる。「うちの子、ちゃんと試合に出てないのに…」と心の中でつぶやいてしまう。
これ、補欠の親にしか分からない、本当に苦しい時間です。私もコーチをやっていた3年で、補欠のお父さん・お母さんの背中を何度も見てきました。今日は当時整理した「親がやってあげられる3つのこと」を、コーチ目線でお伝えします。
この記事では、試合に出られない補欠の息子に、親がやってあげたい3つのことを、コーチ経験のある父親目線でお伝えします。
試合のベンチで雑用する息子を見ている親の気持ち
応援席に座るのが、毎週ちょっとつらい
補欠の親は、応援に行くこと自体がメンタル負担になります。
レギュラーの親が試合の話で盛り上がっている横で、自分の子は道具運びや得点付けばかりしている。
年中夢球の記事でも「うちの子は補欠だから試合を見に行かない」という親の話が紹介されているくらい、これは本当にしんどい現実です。
ただ、その応援に行く・行かないの選択以前に、親ができることが他にもあります。
息子は「親が見ている」だけで救われている
補欠の子も、ベンチから親の姿を探しています。
試合に出ていなくても、雑用していても、応援席に親がいてくれるだけで「自分は見てもらえている」と感じる。これが何より大きい。
ファーストピッチの記事でも「実力劣る子ずっとベンチは親が見てられない」という現実が書かれていますが、それでも親が来てくれることの意味は変わりません。
「補欠の理由」は技術だけじゃない
補欠になる理由は3つあると言われます。
①野球の実力不足、②体格差、③監督のひいき・チーム事情。
このうち①は努力で変えられますが、②③は時間がかかったり、変えられないこともあります。だから親は「変えられる①」に焦点を絞って、子どもをサポートする方向に切り替えるのが現実的です。
補欠の息子に親がやってあげたい3つのこと
1. 「結果」ではなく「準備と姿勢」を見て褒める
試合に出られない子に対して、親が見るべきは結果ではなく「準備と姿勢」です。
道具の準備が誰より早い、ベンチでの声出しが大きい、得点付けを最後まで丁寧にやる——こうした「結果に出ない努力」を親が言葉にして褒めます。
「今日のお前の声、ベンチで一番響いてたよ」「片付けが一番早かったね」と言葉にすると、子どもは「結果じゃなくても見てもらえている」と感じます。
2. 自主練を「義務」ではなく「親子の時間」にする
補欠から抜けるには自主練が必要、というのは事実です。
ただ、「補欠なんだから練習しなさい」と言うと、子どもは練習が嫌いになります。
代わりに「お父さんも一緒にやろう」と、親が主体になって時間を作る。30分でも親子で過ごす自主練は、技術以前に親子の絆を強くしてくれます。
3. 「補欠=ダメ」を否定する言葉を毎日使う
子どもは「補欠=ダメ選手」というイメージを内面化しがちです。
親は意識的にそれを否定する言葉を毎日使う必要があります。
「補欠でも、試合の準備するチームに必要だよ」「お前がいるから、レギュラーが安心して試合できる」「お前の頑張りはお父さんが見てる」——こうした言葉が、子どもの自尊心を守ります。
補欠の子に親がやりたい3つ|具体的な言葉例
| やること | 具体的な言葉例 |
|---|---|
| 結果より準備を褒める | 「今日の声出し、一番響いてたな」 |
| 親子の時間にする自主練 | 「お父さんと壁当てやるか」 |
| 補欠=ダメを否定する | 「お前がチームを支えてる」 |
自宅でできる「逆転の自主練」3つ
1. 毎日10分の壁当て(送球と捕球の同時強化)
補欠から抜けるための最強の自主練は、地味な壁当てです。
家の前のコンクリート壁にゴムボールを投げて、跳ね返ってきたゴロを捕る。これを毎日10分。
3ヶ月続けると、肩・コントロール・捕球が同時に鍛えられます。うちのチームでも、補欠から抜けてレギュラー定着した子は、ほぼ全員が壁当てを日課にしていました。
2. 自宅でできるバッティングティー
家のスペースにある程度余裕があれば、バッティングティーを1台買って、毎日10分のティー打ちを習慣化します。
ネット付きのバッティングネットと組み合わせれば、ボールを打って回収する手間も省けます。
3. 練習試合の動画分析(親子で観る)
自分のチームの練習試合や、レギュラーの子のプレーをスマホで撮影し、家で親子で観る。
「あの場面で○○くんはこう動いてたな」「自分だったらどう動く?」を一緒に話すだけで、補欠の子は「観るだけで上手くなる」感覚を掴めます。
頭で動きが理解できると、実際の動きも一段階上がります。
自宅で逆転を狙う3つの自主練
| 練習 | 頻度 | 主な効果 |
|---|---|---|
| 壁当て | 毎日10分 | 肩・コントロール・捕球の総合強化 |
| ティー打ち | 毎日10分 | スイングの安定とフォーム固め |
| 動画分析 | 週1〜2回 | 状況判断・動きのイメージ作り |
守備でレギュラーを取り戻す|うちが頼った教材
「打率10割は無理だけど、守備は10割可能」
補欠から抜けるなら、最短の道は「守備でアピール」です。
打撃は時間がかかりますが、守備は半年で目に見えて変わります。
うちのチームでも、補欠から抜けた子はほぼ全員が「守備で監督に認められた」パターン。打順は最後でも、守備で安定して試合に出してもらえる選手が結果として活躍します。
うちが手に取ったのは、元プロコーチの教材
その時に手に取ったのが、元西武・楽天で内野守備コーチを務めた清家政和さん監修の「内野守備・上達革命」でした。
「打率10割は無理だけど、守備は10割可能」というシンプルなコンセプトで、捕球姿勢・グラブの使い方・送球コントロール・ポジショニングまで、順序立てて整理されています。
補欠の子の自主練に「順番」と「優先順位」を作ってくれる教材として、本当に重宝しました。
⚾ 内野守備・上達革命
元西武・楽天 内野守備コーチ/清家政和 監修
「打率10割は無理だけど、守備は10割可能」
DVD or オンライン版/月々2,475円×12回の分割対応。
もう少し手頃に始めたいなら、こちらも
「いきなり3万円は重い…」という方には、強豪クラブチームの監督さんが書いた「キッズベースボールドリームナビ」もあります。180ページのテキスト+画像解説で5,000円前後。
こういう親子には、たぶん刺さる
- 補欠から抜けるためにレギュラー定着を本気で目指したい
- 自宅で「順番立てた」自主練に取り組みたい
- YouTubeを見ても断片的で、体系立てて学びたい
- 守備でアピールできるようになりたい
こういう親子には、たぶん不要
- 子どもがまだ低学年で、いまは「楽しさ」優先の段階
- すでにチームに元選手の指導者がいて十分指導が受けられる
- 無料コンテンツで段階的に学べていると感じる
教材以外の選択肢
- 地元の野球教室・週末クリニックに親子で参加してみる
- プロ監修系のYouTubeチャンネルを「再生リスト順」で通しで観る
- 図書館で守備指導書を3冊借りて視点を増やす
「補欠だから移籍」を考える前に
補欠が続くと、つい「チームを変えればもっと出られるのでは」と考えがちです。
ただ、移籍してもベンチが続くケースもあります。まずは半年、自主練と意識を変えて、それでも変わらない時に移籍を検討するくらいの順番がベスト。
あと、子どもが「このチームが好き」と言っているなら、それ自体が大きな価値です。チームメイトとの絆は、レギュラーかどうかより大事だったりします。
関連記事|やる気ない時・親が怒鳴ってしまう時
最後に|補欠の時期こそ、親の関わりが効く
補欠の時期は、子どもにとっても親にとっても、本当に苦しい時間です。
ただ、この時期に親がどう関わるかで、子どもの「野球人生」と「自己肯定感」の両方が変わります。
結果ではなく準備と姿勢を褒める。自主練を親子の時間にする。「補欠=ダメ」を否定する言葉を毎日使う。
そして、自宅で壁当て・ティー打ち・動画分析の3つを習慣化する。
この積み重ねが、半年後・1年後の試合で必ず実を結びます。
うちのチームの補欠だった子の何人かは、6年生の最後の大会でレギュラーを掴みました。お子さんも必ずチャンスが来ます。
※当サイトの個人的見解です。チーム事情やレギュラー選考は監督・コーチの判断によります。長期的にメンタル不調が見られる場合は、スクールカウンセラーや専門家への相談も選択肢に入れてください。
