野球肘のサポーターは小学生に効果ある?投げる量を減らす方が先に効く
こんにちは!軟式野球LABです。息子が小4から小6まで所属していたチームでコーチをやっていたお父さんです。
投げたあとに肘の内側を気にしている。本人は「痛くない」と言うけれど、球数は明らかに増えている。サポーターで守れるなら、と考えるのは自然なことです。
ただ、順番としてはサポーターより先に、球数を規定内に収めるほうが効きます。その数字は連盟が公表しています。
そしてすでに痛みがあるなら、買い物より先に整形外科へ。ここだけは飛ばさないでください。
この記事では、球数の決まりと投げた日の手順、サポーターとアイシングでできる範囲を整理しました。連盟の規定とメーカーの説明に沿った内容で、診断や治療には踏み込みません。
- まずの分かれ目:いま痛みがあるかどうか
- 球数の決まり:50球と70球は別の数字
- あなたの状況を2問で診断
▶ まずは動画で要点チェック|現役の整形外科医が監修した、野球肘の対策を解説する動画です。
分かれ目は、いま痛みがあるか
結論から。痛みがあるなら、サポーターを買う前に整形外科で診てもらう。順番はここから動かない。
野球肘は肘の内側に痛みが出る障害で、投球動作を繰り返す成長期の選手に多いことからリトルリーガー肘とも呼ばれる。
痛みがない段階なら、話は装備ではなく球数の管理から始まる。サポーターはその次に来る。
状態でこう変わる早見表
いまの状態がどこに当てはまるか、表で確かめてほしい。
連盟の公表規定とメーカーの説明を突き合わせた整理(2026年7月時点)。出典:全日本軟式野球連盟、Full-Count、マクダビッド。個人差があり、判断は医療機関の指示が優先されます。
球数には、連盟が決めた数字がある
感覚で「投げすぎ」を判断しなくていい。数字はすでに公表されている。
全日本軟式野球連盟は小学生の全力投球数を1日50球以内、試合を含めて週200球をこえないこととしている。平成26年度の全国大会から採用された考え方だ。
これとは別に、学童部の大会規定として1日70球以内という制限がある。4年生以下は60球以内だ。
50球と70球は別の数字
ここが混乱しやすい。50球は練習も含めた全力投球の目安、70球は試合での上限という違いになる。
さらに2026年シーズンから、1週間の投球数を210球以内(4年生以下は180球以内)とする制限が加わった。全軟連が2025年10月に各支部へ通知したものだ。
出典:全日本軟式野球連盟の公表内容とFull-Countの報道(2026年7月時点)。大会・支部で運用が異なる場合があります。
イニング数にも制限がある。1日7イニングまでが基本で、学童部3年生以下は1日5イニングまでとされている。
投げた日の手順。5つで終わる
やることは決まっている。数えて、冷やして、翌日の予定を確かめる順だ。
難しい判断はいらない。記録を残すことのほうが効く。
- その日の全力投球数をメモする。ブルペンの球も数に入れる
- 70球を超えた日、投げ込んだ日はアイシングを行う
- 冷やす時間と部位は、医療機関の指示があればそれに従う
- 翌日がノースローか休みかを確認する。連投なら量を落とす
- 週の合計を見て、210球に近ければ次の登板を調整する
冷やすかどうかは翌日で決まる
集計した記事では、70球以上投げた試合や投げ込み練習をした日はアイシングが必要とされている。
一方で翌日がノースローや休みなら、必ずしも行わなくてよいという整理もある。毎回やるものと考えなくていい。
サポーターでできること、できないこと
ここは正直に線を引いておきたい。
メーカーの説明では、肘サポーターは圧迫によって関節まわりの負担を軽くし、動きを安定させるものとされている。痛みを取る道具ではない。
だから痛みが出ている状態でサポーターを着けて投げ続けるのは、いちばんやってはいけない使い方になる。感覚が鈍って気づくのが遅れる。
サイズは実測してから
小学生に大人用を着けると、締めすぎるか緩すぎるかのどちらかになる。
肘まわりの周径を測ってから、ジュニア対応の表記があるものを選びたい。きつすぎる圧迫は逆に動きを妨げるので、締め具合は調整できるタイプが扱いやすい。
打席で受ける衝撃から守るエルボーガードは、これとは別の道具になる。打者用エルボーガード・肘当て8選にまとめてある。
- できる:圧迫して支える。動きを安定させる
- できない:痛みを取る。故障を治す
- やってはいけない:痛いのに着けて投げ続ける
- 選び方:肘まわりを測り、ジュニア対応の表記を確認する
あなたの状況、何から始める?2問で診断
いまの状態と球数の2問で、次の一手を出す。
Q1. いまの肘の状態はどれですか?
👇 選ぶと次の質問に進むよ
痛みがない段階でそろえるなら、この4点
「投球時に支える」「日常で支える」「動きを整える」「冷やす」。役割で分かれる4点だ。
痛みが出ている場合は、どれも買う前に整形外科で診てもらってほしい。価格は各商品ページの表示を優先してほしい。
① 投球時に支える:ミズノ 野球専用スローイングサポーター
1,695円。野球の投球動作に合わせて作られたタイプ
★4.4。汎用のサポーターと違い、投げる動作を想定した作りになっている。右用・左用が分かれているので投げる腕を確認して選ぶのが注意点だ。サイズ表記も細かいので、肘まわりを測ってから決めたい。
② 圧迫して安定させる:マクダビッド エルボーサポート
1,982円。左右兼用で日常でも使える圧迫タイプ
★3.8。サポーターの専業メーカーで、野球以外のスポーツでも使われている。左右兼用なので兄弟で投げる腕が違っても回せるのが利点になる。評価が割れているのは、サイズが合わないと緩いという声が多いためだ。
③ 動きを整える:ブレイスレボ 投球サポーター
4,290円。投球フォームの型づくりを目的にしたタイプ
★4.2。他の3点より高いが、圧迫ではなく投げる時の肘の位置づくりを狙った道具という位置づけになる。使うなら指導者と相談してからのほうがいい。フォームに関わる道具は、合わない使い方をすると別の負担につながる。
④ 投げた日に冷やす:AIMYUI アイシングサポーター
1,899円。氷嚢とベルトが一体で、肘に固定できる
★4.1/592件。手で押さえる必要がないので、低学年でも自分で扱える。冷やす時間や部位に決まった正解はなく、医療機関の指示があればそれに従ってほしい。膝や足首にも回せるため、家に1つあると兄弟でも使える。
- 先にやる:球数を数えて規定内に収める。ここが一番効く
- 次に足す:投げ込んだ日のアイシング
- 買わない:痛みがある。受診が先で、装備の判断はその後
同じサポーターやアイシング用品は楽天市場やYahoo!ショッピングでも扱いがある。ポイントを貯めたいならそちらで探しても構わない。
🛒 痛みがない段階でそろえる5点
役割が違う5点。全部は要らないので、いまの状態に合う役だけ足せばいい。
- ミズノ スローイングサポーター|投球時の肘まわりを支える
- マクダビッド エルボーサポート|圧迫して安定させる
- ブレイスレボ 投球サポーター|投球動作の型づくりに使う
- アイシングサポーター|投げた日に冷やす
- 少年野球 審判マニュアル 新版|球数やイニングの規定を親が把握する
よくある質問
防げると言い切れる道具ではありません。メーカーの説明でも、肘サポーターは圧迫して関節まわりを支え、動きを安定させるものとされています。
痛みを取ったり故障を治したりするものではないため、痛みがある状態で着けて投げ続けるのは避けてください。まず整形外科で診てもらうことをおすすめします。
全日本軟式野球連盟は、小学生の全力投球数を1日50球以内、試合を含めて週200球をこえないこととしています。大会の投球数制限としては学童部で1日70球以内、4年生以下は60球以内です。
さらに2026年シーズンからは、1週間210球以内(4年生以下180球以内)という制限も加わりました。所属チームや大会で運用が異なる場合があるため、必ず確認してください。
毎回でなくて構いません。集計した記事では、70球以上投げた試合や投げ込み練習をした日は必要とされる一方、翌日がノースローや休みならマストではないと整理されています。
冷やす時間や部位については、医療機関にかかっている場合はその指示が優先されます。判断に迷う場合は自己流で長く冷やさないでください。
まとめ
肘を気にし始めたら、まず痛みの有無を確かめる。そこから順番が決まる。
- 痛みがある:買い物より受診が先。装備の判断はその後
- 一番効くこと:球数を規定内に収める。1日70球・4年生以下60球
- 2026年から:週210球以内(4年生以下180球)が追加された
- アイシング:投げ込んだ日は行う。翌日が休みなら必須ではない
- サポーター:支える道具で、痛みを取るものではない
※当サイトの個人的見解です。商品の評価は使用環境・個体差により異なります。
※この記事は診断・治療を目的としたものではありません。肘に痛みや違和感がある場合、また判断に迷う場合は、必ず整形外科などの医療機関を受診してください。投球数・練習量の運用は所属チームおよび主治医の指示に従ってください。
- 出典1:公益財団法人 全日本軟式野球連盟「連盟適用ルール」。全力投球数は小学生で1日50球以内、試合を含めて週200球をこえないこと。イニングは1日7イニングまで、学童部3年生以下は1日5イニングまで。平成26年度の全国大会から採用。
- 出典2:Full-Count「学童野球の投球数ルールが改訂 1週間で210球以内に制限、2026年から適用…全軟連発表」。学童部は1試合かつ1日70球以内(4年生以下60球以内)に加え、2026年シーズンから1週間210球以内(4年生以下180球以内)とすることを、全軟連が2025年10月24日に全都道府県支部へ通知した。
- 出典3:マクダビッド公式「野球肘」。野球肘は肘の上腕骨内側上顆に痛みが生じる傷害で、投球動作を繰り返すアスリート、特に成長期の若年層に多いことからリトルリーガー肘とも呼ばれる。
- アイシングの目安はCrazy for Baseball「少年野球のアイシング方法」(70球以上投げた試合や投げ込み練習をした場合は必要、翌日がノースローや休みならマストではない)。動画はメディバリー大学病院/医師監修「野球肘の正しい治療法と対策方法【現役整形外科医監修】」。Amazonの評価・価格は2026年7月29日時点の目安です。
(最終更新:2026年7月29日)
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