少年野球の低学年では、子どもの体格に合ったバット選びがとても大切です。この記事では、適切な長さや重さ、素材などのポイントを分かりやすく解説し、練習や試合がより楽しくなるモデルもご紹介します。
少年野球低学年バットの選び方

長さの目安を確認する

- 身長とのバランス
- 振り切りやすさ
- 打撃フォームの安定
低学年の場合、子どもの身長やリーチに合ったバットを選ぶのが大切です。バットが長すぎるとスイングスピードが落ちやすく、短すぎると打球のコントロールに影響が出る場合があります。まずは子どもの腕の長さを確認し、試し振りをして無理なく振れるサイズを基準にしましょう。
無理に長さを追わず、振り切れるサイズを選ぶ方がフォームが崩れにくく、上達しやすいです。
適切な重量の選択

重量があるほど飛距離が出やすい一方、幼い子どもには振り切れないリスクがあります。逆に軽すぎるとスイングはしやすいですが、打球の勢いが足りなくなる場合も。まずは振り切れる範囲で軽量モデルを選び、体力に合わせて少しずつステップアップしていきましょう。
過度に重いバットはフォームを乱す恐れがあります。最初は無理のない重さを選んでください。
バランスの種類(トップバランス・ミドルバランスなど)
- トップ寄りで打球が伸びる
- ミドルで扱いやすい
- ヘッドの走りを実感
バットのバランス位置によって、振り抜きやすさや打球感が変わります。先端が重いトップバランスは長打を狙いやすく、ミドルバランスは操作性に優れるのが特徴です。低学年では、まず扱いやすいタイプを選ぶとフォームが安定しやすいでしょう。
ミドルバランスのように操作しやすいタイプが無難です。慣れたらトップ寄りも試すと良いでしょう。
素材と反発力
アルミ合金バットは耐久性や打球音の良さから人気があり、FRP(複合素材)は軽さと扱いやすさがポイントです。どちらも長所があるため、子どもの好みや練習スタイルに合わせて選んでみてください。
同じ価格帯なら金属製がやや丈夫という声もありますが、メーカーや使用頻度にも左右されます。
グリップの握りやすさ
握りやすいグリップは子どものスイングフォームを安定させます。太すぎると力が入りづらく、逆に細すぎると振っているうちに手が痛くなりやすい場合もあるので、実際に握ってみることが大事です。また、グリップテープの交換で微調整できるモデルも検討してみましょう。
テープで好みの太さに調整可能です。滑り止めやクッション性をプラスする手段としても有効です。
デザインや色も意欲に影響
子どもが「カッコいい」「かわいい」と思えるデザインを選ぶのは、モチベーション向上にとても有効です。もちろん性能も大切ですが、愛着が湧くバットであれば大切に扱い、積極的にバットを振りたくなる効果が期待できます。
振り切れないほどの重さはNGですが、本人がやる気を出すならデザインも考慮して選ぶ価値があります。
【75cm以下】おすすめ少年野球低学年バット11選
ミズノ ヒッティングナビ 66
360 gの超軽量 FRP ― 手元寄りバランスで最初の1本に最適です。

ゼット スイングマックス 70
超々ジュラルミン製400 g。「打球音が高くて楽しい」と人気の低学年モデルです。

アシックス NEOREVIVE S 70
430 gの軽量アルミ。鮮やかなカラーが映え、初心者にも扱いやすい入門金属バットです。

ミズノ VコングZERO 70
先端キャップ式でヘッドが走る430 g。金属ながら飛距離も狙える定番です。

プロマーク ATP-680 68
390 gアルミ合金。63 mm細径でコントロール習得に◎。価格も手ごろです。

ゼット スイングマックス 62
360 g・φ56 mm。体格が小さい1〜2年生でもフルスイングしやすい超軽量モデルです。

ローリングス 5150 Jr 73
450 g超々ジュラルミン。USデザインで“見た目重視”の子に刺さる1本です。

ミズノ ワイルドキッズ 60
420 gアルミ。60 cm最短サイズでボール遊び感覚から野球デビューしやすいモデルです。

ゼット 少年バット
70 cm・400 g平均の超々ジュラルミン製。イエローゴールドが映えるスイングマックスの少年向けモデルです。

ティゴラ バット
70 cm軟式モデル。お手頃価格が魅力で、初心者からの練習用にも活用できる1本です。

ユニックス BT70-
65 cmアルミバット。少年軟式用として扱いやすく、シンプルなデザインで練習にもおすすめです。

【商品スペック比較】
ここでは紹介した11種類のバットについて、素材や重量、長さなどを一覧表にまとめました。価格やタイプも含めて比較し、ぜひお子さんに合うバットを探してみてください。
商品名(メーカー) | 重量(g) | 長さ(cm) | 素材 | タイプ | 参考価格(税込) | 購入リンク |
---|---|---|---|---|---|---|
ミズノ ヒッティングナビ 66(ミズノ) | 360 | 66 | FRP複合 | 入門用 | 9020円 | Amazonで見る |
ゼット スイングマックス 70(ゼット) | 400 | 70 | 超々ジュラルミン | 軽量モデル | 9486円 | Amazonで見る |
アシックス NEOREVIVE S 70(アシックス) | 430 | 70 | アルミ合金 | 初級金属 | 11459円 | Amazonで見る |
ミズノ VコングZERO 70(ミズノ) | 430 | 70 | 超々ジュラルミン | 定番金属 | 9240円 | Amazonで見る |
プロマーク ATP-680 68(プロマーク) | 390 | 68 | アルミ合金 | 低学年用 | 5725円 | Amazonで見る |
ゼット スイングマックス 62(ゼット) | 360 | 62 | 超々ジュラルミン | 超軽量 | 5480円 | Amazonで見る |
ローリングス 5150 Jr 73(ローリングス) | 450 | 73 | 超々ジュラルミン | パワー系 | 11486円 | Amazonで見る |
ミズノ ワイルドキッズ 60(ミズノ) | 420 | 60 | アルミ合金 | 短尺モデル | 5445円 | Amazonで見る |
ゼット 少年バット(ゼット) | 400 | 70 | 超々ジュラルミン | Jr.モデル | 7540円 | Amazonで見る |
ティゴラ バット(ティゴラ) | 記載なし | 70 | 記載なし | 低学年用 | 3499円 | Amazonで見る |
ユニックス BT70-(ユニックス) | 記載なし | 65 | アルミ | 少年軟式 | 3097円 | Amazonで見る |
メンテナンスの注意点

使用後の汚れ・水分の拭き取り
- 泥や砂をしっかり落とす
- 清潔な布で水分を拭き取る
- サビや劣化を防ぐ
バットを長持ちさせるためには、使用後すぐに汚れや水分を拭き取ることが欠かせません。特にアルミバットは水分が残るとサビが発生しやすく、FRPモデルも表面のコーティング劣化が早まります。試合や練習後は軽く洗浄し、乾いたタオルでしっかりと拭き取ってから保管しましょう。
優しく水をかける程度なら問題ありませんが、強い洗剤やブラシでこするのは避けてください。乾燥もしっかり行いましょう。
グリップテープの点検・交換
汗や砂などでテープは滑りやすくなります。破れや剥がれが見られたら、早めに交換するのが望ましいです。握力が弱い低学年でもしっかりとバットを握れるよう、クッション性のあるテープを選ぶのもよいでしょう。グリップが安定すれば、スイングの精度も上がります。
使用頻度や劣化具合にもよりますが、シーズンに1~2回の交換が一般的です。
高温多湿や直射日光を避けた保管
バットは素材に関わらず、高温多湿や直射日光に長時間さらされると劣化が進みやすくなります。特に車のトランクや屋外の軒下など、温度変化や湿気の多い場所に放置するのは避けてください。専用ケースやバット袋に入れ、風通しの良い室内に保管すると状態を保ちやすいです。
急激な温度変化や湿気が内部に影響し、バットの劣化を早める可能性が高いからです。
記事のまとめ
- 体格に合う長さから選ぶ
- 振り切れる重さが基本
- バランスは操作性に直結
- 素材ごとの打球感を知る
- グリップの太さを要チェック
- デザインで子どもの意欲UP
- 汚れと水分は早めに拭き取る
- 高温多湿を避けて保管
少年野球低学年バットは、子どもの成長や技術習得に合わせた選び方が大切です。適切な長さや重量を見極めて、しっかりメンテナンスを行えば、長く快適に使い続けられるでしょう。